豪華配役!宝塚99周年のトップ飾る「ベルばら」

[ 2012年12月31日 06:00 ]

ガラスの馬車に乗るアンドレ役の明日海りお(左)とオスカル役の龍真咲

 宝塚歌劇99周年のトップを飾って元日に開幕する月組公演、宝塚グランドロマン「ベルサイユのばら―オスカルとアンドレ編」の舞台稽古が30日、宝塚大劇場であり報道陣に公開された。

 1974年の初演以来1763回通算427万人を動員している宝塚史上最大のヒット作。フランス革命を背景に男として育てられたオスカルと幼なじみのアンドレの身分違いの恋を描いた池田理代子氏原作の漫画の舞台化だ。7年ぶりとなる今回は月組トップの龍真咲と凖トップの明日海りおがオスカルとアンドレを役替わりで演じ、花組トップの蘭寿とむ、雪組新トップの壮一帆がアンドレ役で特別出演する公演があるなど豪華配役が話題。

 この日は龍オスカル、明日海アンドレの通常パターンの総仕上げ。銀河のかなたからガラスの馬車に乗ってアンドレがオスカルを迎えに来るラストでは馬車ごとクレーンで持ち上げ、客席の真上までせり出すというスペクタクルシーンが用意され、稽古を見学していた蘭寿や壮ら関係者からも歓声が上がっていた。

 龍は「高いところは弱いのですがアンドレと一緒なので頼り切って頑張りたい」との抱負にたがわず、笑顔いっぱいでさわやかな熱演ぶりを見せていた。公演は2月4日まで。

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2012年12月31日のニュース