「だいこんの花」「おやじのヒゲ」故森繁久弥さんと親子役

竹脇無我さん死去

　知的でクールな二枚目俳優として、数多くの映画やドラマで活躍した竹脇無我（たけわき・むが）さんが２１日午後２時５分、小脳出血のため死去した。６７歳。東京都出身。葬儀は２２日、親族で済ませた。喪主は長女友加（ゆか）さん。

　高校在学中の１９６０年、松竹に入り映画「しかも彼等は行く」でデビュー。「アンコ椿は恋の花」や「姿三四郎」に主演するなど多くの映画に出演した。知的なイメージで人気を集め、舞台やテレビドラマでも活躍。「だいこんの花」「おやじのヒゲ」のドラマシリーズなどでは故森繁久弥さんと親子役を演じた。このほか代表作に「大岡越前」など。

　９３年ごろからうつ病を患って入院。約８年余りに及んだ体験を闘病記として出版し、講演活動にも取り組んでいた。