エレファント・マンなどに出演 楠原映二氏死去

[ 2010年5月29日 09:53 ]

 28日付英紙ガーディアンによると、在英の日本人俳優、楠原映二氏(くすはら・えいじ)が、がんのため4月23日死去した。63歳。

 東京で生まれ、北海道で育った楠原は、岩見沢東高卒業後、多摩美大で演劇を学び、東京キッドブラザースに入団。75年、英国に移住し、前衛的劇団に所属。ロイヤルシェークスピア劇団などでも活動、英国で活躍する日本人俳優の草分け的存在に。

 英BBCが81~85年に放映した日本占領下のシンガポールが舞台のドラマで、残忍な日本軍中尉を演じ一躍有名に。英バラエティー番組の司会でも人気を博した。映画「エレファント・マン」や「アイズ・ワイド・シャット」など、欧米の多くの映画やドラマに出演した。(共同)

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