井上さんの死を悼み地元の記帳台にファン次々

[ 2010年4月11日 16:06 ]

 11日に亡くなっていることが分かった、作家井上ひさしさんの出身地の山形県川西町では11日、井上さんが寄贈した蔵書を「遅筆堂文庫」として公開している「町フレンドリープラザ」に記帳台が設けられ、来館者が死を悼んでいた。

 近くの中学校教諭船木智幸さん(46)は「生徒に読書について講義してくれるなど地元のためにも尽力してくれた」と寂しそうな面持ちで記帳。プラザ内の町立図書館に娘と「ひょっこりひょうたん島」を借りに来た会社員島貫梢さん(32)は「親子で楽しめる番組だった。子供と一緒に読んでしのびたい」と話していた。
 阿部孝夫プラザ館長(55)は「もっとたくさん作品を書きたいと話していたので楽しみにしていたのだが」と残念そう。原田俊二町長は「文化でも農業でもいつも川西町を起点に考えてくれた。先生の根っこにはいつも、戦争を利用する権力者の醜さへのメッセージがあり、自分の生き方を最後まで全うされた」と振り返った。
 井上さんが1998年から9年間、初代館長を務めた仙台文学館(仙台市)も記帳台を設置、学芸員の渡部直子さん(39)は「講演会の打ち合わせなどでも、どんな人にも気配りしてくれる人でした」と思い出を語った。

続きを表示

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

芸能の2010年4月11日のニュース