「おくりびと」滝田監督 県民栄誉賞に感無量

[ 2009年3月19日 06:00 ]

富山県の石井隆一知事(左)から県民栄誉賞の記念品を受け取る、映画「おくりびと」の滝田洋二郎監督

 第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「おくりびと」の滝田洋二郎監督(53)が18日、出身の富山県高岡市で開かれた「県民栄誉賞」贈呈式に出席、両親や地元政財界代表など約200人の祝福を受けた。

 滝田監督は富山県の高校を卒業した後、「大学受験で“桜散り”、あてもなく東京へ出かけた。それを思うと、今ここに立てることは感無量」と話し、式後の記者会見でも「地元の声援が胸に染みる」と喜びを表した。石井隆一知事は「今度は富山を舞台にした映画を」と地域活性化への協力も期待した。高岡市からも「市民栄誉賞」が贈られた。
 主演の本木雅弘(43)には20日、地元の埼玉県と桶川市から「県民栄誉賞」と「桶川市栄誉賞」がそれぞれ贈られる。また18日、同作のDVDが発売され、オリコンのデイリーランキング(「DVD映画」部門)で1位を獲得した。

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2009年3月19日のニュース