獅童がボクサー役、スパーリングも魅せた

[ 2008年11月30日 06:00 ]

鳥取県米子市内のボクシングジムで撮影を開始したボクサー役の中村獅童(右)と、そのボクサーから人生を学ぶ高校生役の賀来賢人

 中村獅童(36)が29日、鳥取県米子市で主演映画「銀色の雨」の撮影に入った。浅田次郎氏(56)の同名小説が原作で、引退目前の元ウエルター級日本王者ボクサーを演じる。引退試合前に米子に帰郷する設定で、市内のボクシングジムでスパーリング。「ストレートな気持ちが伝わってくる人間らしい作品にしたい」と語った。

 幼少時から格闘技好きで、先月死去した父・小川三喜雄さん(享年79)と「よくプロレスごっこをしたのを思い出した」。2月には竹内結子(28)との協議離婚も成立。今年を振り返り「僕には演じることしかないと、あらためて分かった」という。共演の賀来賢人(19)は「獅童さんは存在感がある。いろいろ教わりたい」と話した。
 夜には同県の平井伸治知事(47)らも出席して製作発表が行われた。来年秋公開。

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2008年11月30日のニュース