吉永小百合“孫”香蓮の手紙に感動

[ 2008年9月30日 06:00 ]

映画「まぼろしの耶馬台国」完成披露会見で宮崎香蓮(中央)後列左に吉永小百合と竹中直人

 吉永小百合(63)の主演映画「まぼろしの邪馬台国」(監督堤幸彦、11月1日公開)の完成報告会見と披露試写会が29日、東京・千代田区の東京国際フォーラムで行われた。

 邪馬台国を探して旅した盲目の文学者、故宮崎康平氏と和子夫人(79)の夫婦愛を描いた感動作。会見には吉永、夫の康平氏役を演じた竹中直人(52)とともに主人公夫妻の実の孫で、若き日の和子さんを演じた宮崎香蓮(14)も出席した。
 香蓮は「私は祖父が亡くなった後に生まれました。この映画のおかげで祖父に会うことができました。祖父と祖母が美しい故郷、島原の風景の中を並んで歩く姿を見ることができました。これからも孫であることを誇りに、祖父母のように夢を追い続けたいと思います」と手紙の形で映画への思いを披露した。
 これには吉永も胸を打たれた様子。「感動しました。出口のない時代ですが、夢を持って生きることの大切さを、この作品から感じていただければと、私も思います」とアピールした。
 会見後に行われた試写会には、由紀さおり(59)や柳原可奈子(22)、綾小路きみまろ(57)ら共演者も勢ぞろい。全員で康平氏が作詞した「島原の子守唄」を合唱してヒットを祈願した。

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2008年9月30日のニュース