インド人演歌歌手チャダが30年ぶり復帰

[ 2008年9月26日 06:00 ]

「踊るマハチャダ」を11月19日に発売するチャダ

 初の黒人演歌歌手ジェロ(26)がブレークした中、70年代に初のインド人演歌歌手として活躍したチャダ(56)が約30年ぶりに再デビューすることになった。ジェロの活躍に触発され、年商10億円の貿易会社社長の座を捨てて挑む再チャレンジ。「ジェロさんの真っすぐな歌心に感動しました。残りの人生を大好きな演歌に懸けたい」と燃えている。

 30年ぶりの再デビュー曲は、演歌とポップスを融合させた宴会ソング「踊るマハチャダ」。今月2日に都内でレコーディングし、11月19日に新レコード会社「ネスト」から発売される。
 初来日は16歳の時。みかん栽培の技術習得が目的。「当時の日本は高度経済成長の真っただ中であこがれの国だった。私は日本で礼儀作法なども習い、ビジネスも教えてもらった。でも今の日本は元気がないね」と指摘。異国での生活を潤してくれた演歌との出合いを振り返り「演歌には人の胸を打つパワーがある。いまこそ演歌が必要で自分の歌で元気づけられれば」と思いを説明。素晴らしきニッポンよ――と明るく歌いあげる応援ソングに仕上げた。
 75年のデビュー曲「面影の女」のヒットで日本レコード大賞、日本歌謡大賞などの新人賞を獲得。日本テレビ「金曜10時!うわさのチャンネル!!」などバラエティー番組で、ひげ面にターバン姿で流ちょうな日本語を話すユニークなキャラクターが大ウケし、一躍お茶の間の人気者になった。
 当時規制が厳しかった就労ビザの問題もあって5年足らずで引退し、貿易商に転向。年商10億円以上の会社に成長させた中、再び演歌の道を歩むことになったのはジェロの登場だ。
 「彼が真っすぐな気持ちで愛する演歌を歌っていることを知り、感動しました。やるからには全力で頑張りたいので、社長業は妻に任せて演歌イッポンでいきます!」とヤル気満々。「面影の女」も33年ぶりに新録音して収録した。
 16日から既に音楽配信を始め、謎のインド人「チャダッチ」という名前で早くもニッポン放送の着うたランキングで1位になるなど、早くも再ブレークの予感だ。

 ◆チャダ 本名サラブジット・シング・チャダ。1952年6月17日、インド・ニューデリー生まれの56歳。日本でいう士族にあたるシーク族の5人兄弟の末っ子。みかん栽培の技術研修のため16歳で来日。演歌が大好きになり、九州のテレビ局ののど自慢で優勝。75年のデビュー曲「面影の女」は山口洋子作詞、猪俣公章作曲。約4年間の活動でシングル4枚、LP2枚を発表。妻は日本人で子供は3人。屋台で焼き鳥をつつくのが趣味。

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