キムタク視聴率V字回復で福田政権超え!

[ 2008年7月16日 06:00 ]

 SMAPの木村拓哉(35)が首相役で主演し、14日に放送されたフジテレビドラマ「CHANGE」の最終回視聴率は、27・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。この数字は、今年放送のドラマでは最高。福田内閣の支持率は共同通信社の最新世論調査(今月11、12日実施)で26・8%だったが、茶の間の人気は“木村内閣”の方が高かった!?

 視聴率男の神話は健在だった。仲間由紀恵(28)主演の日本テレビ「ごくせん」、宮崎あおい(22)主演のNHK大河「篤姫」を上回り、1月3日の箱根駅伝・復路(日本テレビ)の27・7%に次ぐ今年2番目の高視聴率。関西地区では30・0%、名古屋でも28・8%と高い数字をマークした。
 最終回は、小学校教師から首相になった朝倉啓太がテレビカメラに向かって22分30秒のロングスピーチを行い、衆院解散・総選挙の意向を明かす場面が見どころに。木村は高視聴率の結果に「どうか知ってください!現場での総理は決して孤独ではなかったということを。たくさんの方に受け取っていただけて、本当にうれしいです。ありがとうございました!!」と喜んだ。
 瞬間最高視聴率は午後10時15分ごろの31・2%。深津絵里(35)演じる秘書・美山理香にプロポーズし仲良く手をつなぐ場面から朝倉が新たな一歩へ書斎で決意を新たにする場面だった。
 過去の主演ドラマでは01年のフジ「HERO」で平均視聴率34・3%、07年のTBS「華麗なる一族」では最終回に30・4%を記録。テレビ視聴率が全体的に落ち込む中、確実に高数字が見込める木村だけに、今回は「ほかのドラマに埋没しないように」(フジ)と4月クールでは異例の5月スタート。5月12日の初回は23・8%で、「ごくせん」の初回(4月19日)26・4%に及ばなかったが、最終回対決でリベンジした格好だ。
 全10回の放送中、20%を切った週が3度あった。ただ、北海道洞爺湖サミット後も支持率26・8%と伸び悩む福田内閣とは違い、9回目放送で20%台に戻した。後藤博幸プロデューサーは「分かりやすいエンターテインメントを目指してきたことが多くの方に見ていただけた要因だと思います」と分析した。

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2008年7月16日のニュース