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英大物プロモーター 拳四朗が勝てば“バム”との4団体王座統一戦は「何とかなる」井上尚弥の強さにも言及

[ 2025年12月25日 21:47 ]

世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ   4団体統一王者・井上尚弥(大橋)<12回戦>WBC2位 アラン・ピカソ(メキシコ) ( 2025年12月27日    サウジアラビア・リヤド ムハマド・アブド・アリーナ )

<ナイト・オブ・ザ・サムライ会見>あいさつするマッチルーム社のエディ・ハーン氏(撮影・島崎忠彦)
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 プロボクシング興行「リヤド・シーズン THE RING V:NIGHT OF THE SAMURAI」の公式会見が25日、リヤド市内で開かれ、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(32=大橋、31勝27KO)やスーパーバンタム級転向初戦に臨む前WBC&IBF統一世界バンタム級王者・中谷潤人(27=M.T、31勝24KO)らが出席した。

 興行では前WBA&WBC統一世界フライ級王者の寺地拳四朗(33=BMB)が3階級制覇を目指し、IBF世界スーパーフライ級王者ウィリバルド・ガルシア(36=メキシコ)に挑戦。勝者はWBA&WBC&WBO3団体統一同級王者のジェシー・“バム”・ロドリゲス(25=米国、帝拳)との4団体王座統一戦が期待されている。ロドリゲスと契約を結ぶ英マッチルーム社のエディー・ハーン・プロモーターが取材に応じ、「バムのために、ガルシアでも寺地でも土曜日(27日)の勝者との試合をつくりたい」と明言。IBFは勝者に同級3位アンドルー・モロニー(34=オーストラリア)との指名試合を義務づけているが、「4団体統一戦はビッグマッチなので何とかなるのでは」と楽観的な見通しを示した。

 寺地は7月にリカルド・サンドバル(26=米国)に敗れて2つのベルトを失ったが、ハーン氏は「負けたのは驚いた」と話し、寺地が勝てば現WBCフライ級暫定王者ガラル・ヤファイ(33=英国)との対戦を「つくりたかった」と明かした。「寺地は今回、本当に勝たないといけない試合。五分五分だと思う」と見通しを示した。

 ロドリゲスは将来的に井上との対戦を熱望している。ハーン氏も「2人ともパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じての最強ランキング)だし、現時点のボクシング界でつくる可能性がある一番のビッグマッチ」と前向きだったものの、「まずはバンタム級に上がってから次のステップとしてスーパーバンタム級を考えたい。長期的な話になる」と現実的な予想を口にした。バンタム級にはWBAに堤聖也(30=角海老宝石)、WBCに井上拓真(29=大橋)と日本人世界王者が2人おり、「バンタムに上げたらすぐにチャンピオンとやらせたい。2人も候補になる」と語った。

 ハーン氏傘下の選手ではバンタム級でジェイミー・マクドネル(英国、引退)、スーパーバンタム級でムロジョン・アフマダリエフ(31=ウズベキスタン)が井上に敗れた。井上について問われたハーン氏は「本当に偉大な素晴らしい選手。正直マクドネルは自信がなかったが、アフマダリエフは勝つと確信していた。前半のパフォーマンスがよくなかった」と答えた一方、井上の戦歴に関し「今までの階級では圧倒的な強さで支配してきたが、ボクシングにおいては対戦相手の質も大事。あのクロフォードもカネロ戦まで歴史に残るような相手はいなかった。井上が本当に歴史に名前を残す存在となるには強い相手が必要だ」と注文をつけた。それでも「その相手がバムになるのか、フェザー級の王者になるのか分からないが、井上選手が負けるとはあまり思えない。フェザー級で階級の壁にぶつかる可能性はあるが、それぐらいしか想像できない」と認めていた。

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