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プロ初黒星…京口紘人と一問一答「今までの負け以上に悔しい」 ダウン後の反撃は「記憶にない」

[ 2022年11月1日 23:22 ]

プロボクシングWBC&WBA世界ライトフライ級王座統一戦 ( 2022年11月1日    さいたまスーパーアリーナ )

<WBC・WBA世界ライトフライ級王座統一戦、寺地・京口>試合を振り返る京口(撮影・島崎忠彦)
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 WBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(28=ワタナベ)は、WBC同級王者・寺地拳四朗(30=BMB)に7回2分36秒、TKOで敗れた。17戦目でプロ初黒星。学生時代からしのぎを削り、プロでも同じ17年に世界王座を獲得した“ライバル”に屈した。

 試合後の京口との主な一問一答は以下の通り。

 ――試合を終えての感想は。
 「楽しんでくれたファンはいると思うけど、自分は結果が出せなかったので悔しい気持ちでいっぱい」

 ――ダウンを喫した後の反撃があった。
 「見てくれていたスタッフにも、“ダウンした後の反撃は良かった”と評価していただいたけど、自分としては記憶にない反撃だった。反撃はトレーニングしてきたからこそ出たと思うけど、(勝利という)結果に結びつかなかったのは悔しい。悔しい思いが強くて、“あの時良かったな”っていう思いは、まだ振り返ることができない。記憶があいまいなので。悔しいけど、やり切ったなっていうのはある」

 ――誤算や想定外だったことは。
 「戦前から一級品のジャブを打つ選手とっていうのは、自分も陣営も(理解していたので)いかに、そのジャブに(対抗するか)調整してきたけど、思った以上に強いジャブだった。(練習で)やってきたことは出せたかなと思うけど、WBCのチャンピオンは強かった」

 ――拳四朗の強さをどう表現する?
 「戦いながら“どう崩そうかな”と思ったけど、8度防衛したことのあるチャンピオンだし、その強さは肌で感じた」

 ――5回にダウンから反撃。6回のプランは。
 「一度目のダウンの前後の記憶がない。(ダウンの後の反撃は)練習してきたことだったけど、結果が出なかったのは悔しく思う。ただ、自分が持てる力を全部出せたのかな」

 ――プロ初黒星の受け止めは。
 「デビューする前の2015年が最後の負けだった。約7年ぶりかな。懐かしいなっていう思いもある。プロはたくさんの人たちに応援してもらっている中で、プロ初黒星は悔しい。人間いつか、こういう負けはいずれ来るものだと思っていたけど、負けが悔しいというよりも、たくさんのサポートがあった中で結果が出せなかったことが悔しい。今までの負け以上に悔しい」

 ――この黒星を次に生かしたい気持ちは。
 「簡単に“次、頑張ります”という言葉は言えなくて。現時点では、言えない。少しゆっくりしたい」

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