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2団体統一王者の寺地拳四朗「勝ったのでぜひ次、やりましょう」 ゴンサレスとの3団体統一戦へ呼びかけ

[ 2022年11月1日 21:59 ]

プロボクシングWBC&WBA世界ライトフライ級王座統一戦 ( 2022年11月1日    さいたまスーパーアリーナ )

<WBA・WBC世界ライト・フライ級王座統一戦 寺地拳四朗・京口紘人>7回、KOで王座統一を果たした寺地は肩車され笑顔(撮影・島崎 忠彦)
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 WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(30=BMB)がWBA同級スーパー王者・京口紘人(28=ワタナベ)を7回2分36秒でTKOで破り、2団体統一王者となった。今年3月に再び獲得したWBC王座の初防衛に成功するとともに、学生時代からしのぎを削り、プロでも同じ17年に世界王座を獲得した“ライバル”を退け、階級最強を証明した。今後はWBO王者との統一戦など夢の4団体王座統一へ突き進む。

 5ラウンドにダウンを奪うなど、拳四朗の技術と気迫、そして手数で、京口のパワーと闘志を上回った。7回にもワンツーでぐらつかせ、最後も右を伸ばし、レフェリーが試合を止めた。「(京口は)やっぱりプレッシャーは強かった。でもその辺はリードを使って、強い右も使いつつ、距離はしっかりとれたかなというのはあったので。勝てる自信はやっててもありました。加藤さん(加藤健太トレーナー)が言っていたのは、足使って速いワンツー。それで倒せたかなと言うのはあります」と胸を張った。

 学生時代も3勝1敗だった相手に“先輩”の実力を示して、10年ぶり2度目となった日本人同士の2団体王座統一戦を制した。拳四朗が京口からWBAベルトと米リング誌認定ベルトを獲得し、次の目標はライトフライ級史上初となる3団体王座統一となる。

 試合前にはWBOのタイトルを防衛したジョナサン・ゴンサレスと「ぜひ勝って統一戦やろうと話していた」という。「ゴンサレス選手、勝ったのでぜひ次やりましょう!みなさんぜひ、“やろうぜ、やろうぜ”と言ってください。お願いします」と力強く語った。

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