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京口紘人 井岡一翔の2団体統一戦は苦戦の可能性も…勝利への鍵は?「引退の覚悟が見れる試合になる」

[ 2024年5月3日 19:54 ]

京口紘人
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 プロボクシング前WBA世界ライトフライ級スーパー王者でWBA世界フライ級2位の京口紘人(30=ワタナベ)が3日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。7月7日に両国国技館で決定したWBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔とIBF世界同級王者フェルナンド・マルティネスとの2団体統一戦について語った。

 井岡は昨年大みそかに挑戦者ホスベル・ペレス(ベネズエラ)に7回KO勝ちで初防衛に成功。次戦では、かねて対戦を希望するWBC同級王者フアンフランシスコ・エストラダ(34=メキシコ)との統一戦へ交渉を続けていたが、エストラダは6月に米国でIBF&WBO世界フライ級王者ジェシー・ロドリゲス(24=米国)を相手に防衛戦を行うことが決定。

 今回は条件面で折り合わなかった井岡陣営は、マルティネスとの統一戦へ切り替えていた。

 京口は井岡の相手となるマルティネスについて「頑丈でファイタースタイル。フック系が得意で、そのパンチを連打でとめどなく打てる選手」と印象を語った。

 そしてこの試合は「五分五分」だと明言。「マルティネスはめちゃくちゃ頑丈でパワーもある。試合は井岡さんが応戦して、マルティネスはガンガン打つと思う。接近戦で打ち勝てるかがポイント。一発のパワーパンチはマルティネスの方が上回っていると思う。相打ちでもいいからパンチを当ててくれば井岡さんは苦しい展開になると思う」と一発のパンチ力ならマルティネスの方が有利だと説明した。

 しかしフィジカルのパワーで井岡が対抗できればインサイドのパンチが有効になってくるという。「いかに空振りさせて、インサイドのボディーやアッパーなどでダメージを与えられるかが鍵になる」と語った。そしてキャリアの差を出してマルティネスのやりたいボクシングをさせなければ井岡有利だが、その展開はなかなか難しいという。

 勝利予想は「日本開催というのもあるし、僅差の判定勝ち」とした。「勢いのあるパンチある選手に苦手意識はないと思う。泥臭い展開になっても上回る試合になる可能性もある。これ負けたら引退という覚悟も見れる試合になると思う。キャリアの中でも大きな試合になると思う」と井岡に期待した。

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