武尊 会見で天心に勝てると思った理由とは?友人のワンオクTakaに現在の心境を明かす

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Kー1史上初の3階級王者で現スーパー・フェザー級王者・武尊(30=SAGAMI―ONO KREST)が25日に自身のYouTubeチャンネルを更新。友人であるロックバンド「ONE OK ROCK」のTaka(33)をゲストに招いて対談した。6月19日の「THE MATCH 2022」(東京ドーム)でファン待望の“世紀の一戦”であるRISE世界フェザー級王者・那須川天心との試合を控えている現在の心境を明かした。
武尊が那須川との試合が決まる前から何年もこの試合について話を聞いてくれたのがTakaだった。そのためTakaはこの1戦が決まって格闘技ファンとしても凄くうれしかったという。「協力してくれる人はいるけれども表舞台にも立ちながら裏方のこともしっかりやって自分でこの試合を勝ち取ったあなたはとても誇らしい」と称え、「本当に楽しみです!何よりも武尊を近くで見てきた1人として素晴らしい形でこの試合を終えてほしいと本当に思ってるから」と素晴らしい形で終えることを願った。
Takaは武尊に那須川との試合が決まった現在の心境を聞くと「この試合に勝つか負けるかは生きるか死ぬかぐらいのレベルの試合で自分の人生を懸けてでも勝たないといけない本当に文字通りの試合だなと思ってます」と答えた武尊。
さらに「そういう意味ではプレッシャーもあってキツイんですけど今までこの試合が出来なかった期間が5~6年あってその時のキツかった気持ちとか格闘技とは関係ないモヤモヤとかそういうのを考えたらめちゃくちゃ精神的にスッキリしててまっすぐその試合だけを考えられる。今まではこの試合をするために色んなことを考えてやってきてたのが今はその試合を勝つことだけを考えればいい状況になったので、とにかく試合に勝つための生活、生きる時間を作りたいと思って、それだけを考えて生活しているので気持ち的にはスッキリしてます」と勝つための生活を送っていると語った。
そしてTakaは昨年12月24日の対戦発表会見で初めて武尊と那須川と対峙した時に「魔裟斗―KID戦もあったけど俺の中ではあれよりもちょっと違う世紀の一戦というか全然ジャンルの違うヤバい試合なんですよ」とその時に感じた感想を武尊に伝えた。
武尊も「初めて対戦相手として天心選手を見れた瞬間でした。今までは“対戦したい”って思っているだけの人だったのがいざ試合が決まってこれから倒し合いをする相手と思って僕はスイッチを入れて、前日会見ぐらいの気持ちで記者会見に挑んでいました。その気持ちで顔も合わせたし、目も合わせました」とかなり気持ちが入った状態で会見に臨んだが那須川は違ったという。
「正直、天心選手はまだそういうスイッチではないんだろうなって感じました。試合当日にはスイッチは入れてくると思うんですけどまだ違うんだろうなっていうのは感じました」と気持ちの差を感じたと告白した。
武尊と那須川は7歳差。武尊はこれだけ歳の離れた選手とは今まで拳を交えたことはないと話すとTakaは「7個下となってくると多分見てきたものも感じているものも絶対違うよね。そういうものが記者会見で対峙した時にちょっと見えた感じがしたんですよ。それは武尊にとって良い事じゃないかなと思って、エンジンかかっている感じとまだこれからだなって感じを見ててスゲぇドキドキして”こいつやったるぞ”って気持ちに武尊はなってるのかなとか思った」と会見を見ながら武尊の気持ちを推測したと話した。
武尊も「天心選手は舐めてるとかはないと思うんですよ。僕のことも認めてくれてると思うけど、僕の中では人間としての厚みが違うとあの会見で目を合わせて感じました」と語り、「断言するのは良くないですけど僕はあの会見の時に勝てると思いました」と会見で対峙して色んな差を踏まえて勝てると思ったようだ。
それを聞いてTakaはこの試合は人間力が大事な武器になると明言した。「武尊の人間力が相手より上回っていると僕は信じているですよ。そういう選手が色んなものを吸収してドラゴンボールの元気玉じゃないけどさ、そういうパワーが武尊に乗り移ってこの試合を良い形で終わることが出来るって俺は信じている。見てる人も本当に純粋に楽しんで応援してほしいなと思います」と武尊そしてこの試合を楽しみにしている人々へメッセージを送った。