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敵地・英国へ乗り込む尾川堅一を村田諒太が激励 「実力的に問題ない。本番に強いタイプ」

[ 2022年5月26日 16:03 ]

村田諒太
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 ボクシング前WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(36=帝拳)が敵地で初防衛戦に臨むジムの同僚、IBF世界スーパーフェザー級王者の尾川堅一(34=同)を激励した。帝拳ジムの公式サイトが26日に伝えた。尾川は6月4日、英カーディフで地元出身のIBF同級3位ジョゼフ・コーディナ(30=英国)の挑戦を受ける。

 村田は完全アウェーの状況でも「実力的には問題ない。(相手の)アマチュアの戦歴も驚くほどのものではない」と尾川に不利にはならないとの見解を示し、最近はサウスポーとの対戦が多く、得意の右ストレートも当たりやすかったという尾川のオーソドックスタイプへの適応能力をキーポイントに挙げた。その上で「これまでも見てきましたが本番に強いタイプなんでやってくれると思います」と防衛成功に期待を込めた。

 尾川は昨年11月27日、米ニューヨークのマジソンスクエアガーデンで行われたIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦でアジンガ・フジレ(南アフリカ)から3度ダウンを奪い、3―0で判定勝ち。プロ28戦目で悲願の世界王者となった。敵地での初防衛戦については「英国はボクシング発祥の地。そこへ行ける方がテンションが上がる。アウェーで勝つことに意味があって、評価も上がる」と、日本人ボクサーが達成していない「英国開催の世界戦で英国人相手の勝利」に意欲を示している。

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2022年5月26日のニュース