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尚弥 “感覚”で返り討ち!どんな戦術で攻められようと対応できる自信 6・7ドネアと再戦

[ 2022年5月26日 05:30 ]

WBA・WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦   WBAスーパー・IBF王者 井上尚弥《12回戦》WBC王者ノニト・ドネア ( 2022年6月7日    さいたまスーパーアリーナ )

ミット打ちをする井上(大橋ジム提供)
Photo By 提供写真

 日本人初の3団体統一王者を目指すWBAスーパー&IBF統一世界バンタム級王者・井上尚弥が25日、横浜市内のジムで公開練習を行った。WBC王者ドネアは2年7カ月ぶりの再戦で戦術変更を示唆しているが、井上は“引き出しの多さ”と感覚的な対応に自信を示し、圧勝での返り討ちを宣言。ドネアに引導を渡し、その後は4団体王座統一を狙う方針を改めて口にした。

 互いに手の内を知る再戦では前回敗者の出方が鍵を握る。22日に来日したドネアも「前回と違った戦い方をする」と示唆した。それでも井上は「それはお互いさま。自分はどんなわな、フェイントがあろうが、全てに対応できる状況にしているので楽しみ」と駆け引きへの自信をみなぎらせた。経験豊富なドネアに対し「どちらが引き出しの多さを出せるか、感覚的に戦えるか、そこが鍵だと思う」とリング上の感触で頭脳戦を支配する考えだ。

 2年7カ月前の初戦は右眼窩(がんか)底骨折を負いながらの戦いだった。「自分の不注意さでフェイントにかかってしまった」。結果的に激闘となってしまったが、今回は名勝負になどさせない。「スッキリした内容で勝ちたい。前回、自分との試合で(ドネアが)評価を上げてしまったので、今回を最後に花道をつくれれば」。5階級制覇のフィリピンの英雄に引退を決意させるつもりだ。

 この日の練習は長めのミット打ちなど1時間45分。調整は順調で、今年から導入したジム先輩の元3階級制覇王者・八重樫東氏のフィジカルメニュー、“八重トレ”の効果も感じている。「足腰の強さは感じているし、腰を鍛えることで一番気にしている腰痛がなくなってきている」と不安解消を明かした。導入の理由は今後の階級アップを見据えたものだが、ドネア戦後のプランについては「まずは4団体統一を優先に考えたい」とWBO王者バトラー(英国)との対戦を希望。「この先、4団体統一、4階級制覇するための試合だと思って臨む」と再戦への抱負を述べた。

 ▽初戦VTR 19年11月、さいたまスーパーアリーナで、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝として対戦。2回にドネアの左フックを被弾した井上が右眼窩底を骨折しながらも、11回に左ボディーでダウンを奪取。レフェリーが井上の追撃を制止した上にカウントのスタートも遅く“幻のKO”となったが、3―0の判定勝ちでドネアからWBAスーパー王座を奪った。

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