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大橋会長 2年前から構想…東京D「ネリの次は中谷」 好敵手確信「階級上げるほど強くなる」

[ 2026年5月3日 05:00 ]

世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ12回戦   ○統一王者・井上尚弥 判定3―0 WBA1位・WBC1位・WBO1位・中谷潤人● ( 2026年5月2日    東京ドーム )

<ダブル世界戦>勝利した井上尚。左から大橋会長、井上尚、井上拓、父・真吾トレーナー(撮影・島崎忠彦)
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 34年ぶりの東京ドーム興行で井上―ルイス・ネリ(メキシコ)戦が行われた2年前の5月。同興行プロモーターの大橋ジム・大橋秀行会長(61)の構想には既に「尚弥VS中谷」があった。

 「国内最高峰の会場。次の東京ドームで尚弥の相手をするのは中谷選手しかいないと思っていた」

 中谷が井上の相手候補と目され始めたのは、バンタム級で世界3階級制覇を達成した頃から。ただ同会長には先見の明があった。

 「フライ級、スーパーフライ級の世界王者になった時から階級を上げれば上げるほど強くなると思った。尚弥にとって、物凄いライバルになる」

 それでも尚弥―中谷戦実現の機運が高まっていた昨年12月のサウジ戦の前日。井上の口から「(次戦が)中谷戦か、フェザーで5階級を狙うか分からない」と衝撃発言が飛び出した。大橋会長が同興行に出場した中谷の対戦相手エルナンデスを評価し、中谷の敗戦を予想していたからだ。それでも中谷は過去に井上のスパーリング相手も務めた世界ランカーに苦しみながらも辛勝。「相手に持ち味を出させて判定勝ちしたということは大きい。今が一番強い」と評価し、スーパーバンタム級で脂が乗りきった中谷の挑戦を受けた。

 4万3000人を動員した2年前を大きく上回る観衆が来場。チケットは約1カ月前に完売するなど高い注目度を誇った。「今回はボクシングにあまり興味がないファンの方がチケットを多く買ってくれたと聞く。これからその層をいかに引き込むか。ボクシング界のためにも魅力を伝えられれば」

 当時“20億円興行”などと言われた、22年4月の村田―ゴロフキン戦の興行規模を大きく上回るという。「今回だって終われば次も考えている。これで終わりではない。これから3回目、4回目と続けていきたい」。定期開催を目指す、野心を隠さなかった。

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