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「ボクシングの日」に聖地・後楽園で白井義男さんの記念品展示 コミッショナーも訪れる

[ 2022年5月19日 17:33 ]

展示された白井義男さんの記念品を見るJBCの長岡勤コミッショナー
Photo By スポニチ

 日本プロボクシング協会が「ボクシングの日」と定めている5月19日、東京・後楽園ホールで日本人初のボクシング世界王者、故・白井義男さん(享年80)の記念品が特別展示された。1952年(昭27)5月19日に白井さんが後楽園球場(当時)で世界フライ級王者ダド・マリノ(米国)に15回判定勝ちし、日本に初めて世界のベルトをもたらしてから、この日でちょうど70年。国民的なヒーローだった白井さんが世界戦で使用した青いガウンやトランクス、シューズが公開されたほか、練習用グローブ、当時のポスター、写真なども展示された。

 特別展示は15日に東京・墨田区総合体育館で開催された「すみだボクシング祭り」に続いて2度目。この日の聖地・後楽園ホールはオール4回戦の興行ながら、開場前には日本ボクシングコミッション(JBC)の長岡勤コミッショナーも会場を訪れ、貴重な記念品に見入っていた。

 1923年(大12)11月生まれの白井さんは戦時中の43年11月にプロデビュー。召集されて海軍に従軍し、戦後はGHQ職員だったアルビン・カーン博士の指導で才能を開花させた。日本フライ級王座、同バンタム級王座、世界フライ級王座を獲得し、世界王座は4度防衛。55年の引退後は解説者を務めたほか、白井・具志堅スポーツジムの名誉会長にも就任したが、03年12月26日に肺炎のため亡くなった。

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2022年5月19日のニュース