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WBO、カシメロの王座保持を発表「提出された証拠は正当」

[ 2021年12月23日 16:32 ]

WBO王者のカシメロ
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 世界ボクシング機構(WBO)は23日、WBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)に対し、王座を維持する裁定を下した。カシメロは今月11日(日本時間12日)にUAEのドバイで同級1位ポール・バトラー(英国)との防衛戦を予定していたが、体調不良を理由に前日計量を欠席。試合中止となり、王座はく奪の可能性もあった。

 WBOはカシメロ陣営に対し、10日以内に医療機関の診断書を提出し、医学的な根拠を証明ることを命じていた。WBOが発表した文書によると、カシメロ陣営は14日に診断書を提出。「提出された証拠は正当な理由で十分である」として「カシメロはWBOチャンピオンのステータスを保持する」と決定した。

 また、プロモーターの「プロベラム」に対しては、この決定から15日間以内に、カシメロ―バトラー戦を再スケジュールするかどうかを決定してWBOに通知することを指示。カシメロが755日間も指名試合を行っていないことから、試合が行われない場合は王座を空位とするとしている。

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2021年12月23日のニュース