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カズ次男・三浦孝太、格闘技の道自ら切り開く「父もそういう生き方してきた」

[ 2021年12月23日 05:30 ]

大みそかデビューに向け練習を公開する三浦孝太(左)(RIZIN FF提供)
Photo By 提供写真

 サッカーの元日本代表FW三浦知良(54=横浜FC)の次男、孝太(19=BRAVE)が22日、格闘デビュー戦となる「RIZIN33」(31日、さいたまスーパーアリーナ)に向けた練習を公開した。サッカー少年からの異例の挑戦。デビューに向けて順調な調整をアピールするとともに、KOでの勝利を宣言した。

 指導する宮田和幸代表のミットに響き渡る音には、躍動感と力強さが備わっていた。冒頭の約3分間、三浦はワン、ツーや膝、左右のローなどを披露。「順調です。緊張もないし本番でもしないんじゃないかなと思う。今は自信しかないですね」と力強く語った。

 デビュー戦の舞台には、えりすぐりのファイターが集う。三浦はサッカー少年からの異例の転身だが「小さい頃からやっていないからこそ気づけることもある。冒険になるが、父もそういう生き方をしてきましたし、その血を受け継いでいるから大丈夫かな」と前向き。15歳で単身ブラジルに渡るなど、自ら道を切り開いてきた父のDNAが垣間見えた。

 対戦相手は三浦と同じく総合デビュー戦のYUSHI。ともに蹴りが主体のファイトスタイルで、打ち合いとなることが想定されるが「KOできれば」と受けて立つ構えを見せる。相手は元ホスト。格闘家の意地に懸けても負けられない。「周囲にどう思われるかは関係なしに、何としても勝ちたい」と誓った。

 参戦が決まると自身のSNS上では誹謗(ひぼう)中傷を受けることもあったが、今では応援メッセージも届くようになったという。「応援して良かったと思わせる試合をして必ず勝つ」。三浦家のDNAを存分に発揮し、新たな伝説の扉をこじ開ける。

 ≪去就注目の父にエール「尊敬しています」≫三浦は多くのクラブからオファーを受けるなど去就が注目される父のカズについて「正直、あの年で若い選手とやることは心配の気持ちがあります」と率直な感想を述べた。それでも「父はサッカーが好きで、本気でやっている姿を誰よりも近くで見ている。どういう選択をしようと精いっぱい応援したい。尊敬しています」とエールを送った。

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2021年12月23日のニュース