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力石政法の対戦相手は元東洋王者のロリ・ガスカ 亀田興毅会長が100万円で公募した16日興行メイン

[ 2021年12月10日 17:43 ]

亀田興毅会長
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 プロボクシングジム「3150(サイコー)ファイトクラブ」の亀田興毅会長(35)は10日、16日にメルパルクホール大阪で実施する興行のメインカード、63キロ契約8回戦で力石政法(27=緑)と対戦する相手が決まったと発表した。元東洋太平洋スーパーバンタム級王者ロリ・ガスカ(32=陽光アダチ)だ。フィリピン出身の右構えで戦績は26勝(9KO)8敗1分け。13年4月に元WBA世界スーパーバンタム級王者の下田昭文(帝拳)とノンタイトル10回戦で引き分け(判定0―1)がある。3150ファイトクラブを通じて次のようにコメントした。

 「久しぶりに試合ができるチャンスをいただけて感謝しています。来日できなくなったフィリピン人選手のぶんも自分が良い試合をしたい。そして、ABEMAでの生放送もあり注目されるこの試合で自分の実力を示して、次のチャンスにつなげたいと思います」

 当初、力石は60キロ契約8回戦でWBCアジア・スーパーフェザー級王者ロルダン・アルデア(27=フィリピン)と対戦するはずだった。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に対する日本政府の対応により同選手が来日できず、亀田会長はファイトマネー100万円で対戦相手を公募。両陣営の話し合いなどで試合は63キロ契約に変更された。

 亀田会長は「今回はメインイベントの力石選手の相手であるフィリピン人選手の来日不可により、対戦相手を公募することになりましたが、何とか対戦相手が決まりまして、ロリ・ガスカ選手には大変感謝しています。公募に関しては想像以上の反響をいただきましたので、今後の試合のマッチメークでも公募をすることを検討したいと思います。まずは今回の興行の成功を目指して頑張ります」とコメント。5月に大阪府豊中市で無観客の初興行を実施しているが、今回の興行を“会長デビュー戦”と位置づけ「3150ファイト vol.1」と名付けている。

 力石はWBC世界ライトフライ級王者・矢吹正道(29=緑)の実弟で、1メートル76のサウスポー。戦績は9勝(5KO)1敗。「相手が替わってバタバタしたが、勝つことが大前提。欲を言えば倒して勝ちたい。変則でやりにくい相手だけど、その相手を倒して勝てばアピールにつながる。完勝します」と意気込んだ。

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2021年12月10日のニュース