×

ドネア「ここにいるのは勝利のためだけ」 王者の余裕…椅子の上であぐら、ガバリョの通訳も

[ 2021年12月10日 10:17 ]

WBC王者のドネア
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBC世界バンタム級王座統一戦12回戦の最終公式会見が9日(日本時間10日)、米カリフォルニア州カーソンで行われ、王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)、暫定王者レイマート・ガバリョ(25=フィリピン)が11日(同12日)の対戦に向けて意気込みなどを語った。

 ドネアにとっては王座を獲得した5月のノルディーヌ・ウバーリ(フランス)戦以来の試合。当初は8月にWBO王者ジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)と統一戦を行う予定だったが、ドーピング検査を巡って行き違いがあり、また、SNSなどでの挑発などの理由でキャンセル。WBCからの指令で暫定王者ガバリョと団体内統一戦を行うことになった。

 会見に出席したドネアは椅子の上であぐらをかき、笑みを浮かべるなどリラックスした表情。「井上尚弥との戦いの後、私には、まだこのスポーツに目的があることに気づきました。その目的は、誰もが認める世界のチャンピオンになることです」と4団体統一に意欲を示し、21勝(18KO)無敗のガバリョについて「レイマートは本当に優れた戦闘機」と認めながら、「私は非常に自信を持っています。私たちは2人とも最善を尽くしますが、私がここにいるのは勝利のためだけです」と断言。英語が不得手なガバリョのために通訳してあげる余裕もみせた。

 対するガバリョは「リングでアイドルと戦えるのは光栄です。とても良い戦いになるでしょう。勝利のために最善を尽くすだけです」と控えめに抱負を語った。

続きを表示

2021年12月10日のニュース