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田中恒成と石田匠はともに前日計量を一発パス 田中は「必ずKOで復活します」

[ 2021年12月10日 15:17 ]

前日計量を一発パスした田中恒成(右)と石田匠(畑中ジム提供)
Photo By 提供写真

 あす11日に名古屋国際会議場で52・5キロ契約10回戦で対戦するプロボクシング前WBO世界フライ級王者の田中恒成(26=畑中)と元日本スーパーフライ級王者の石田匠(30=井岡)が10日、刈谷市内で前日計量に臨み、ともにリミットちょうどの52・5キロで一発パスした。

 田中は「明日は第2章の始まりです。必ずKOで復活します。応援よろしくお願いします」とコメント。昨年大みそかにWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(32=志成)に敗れた。4階級制覇に失敗しプロ初黒星を喫して以来、約1年ぶりの試合。防御に始まり、スタイルを全面的に見直し、その成果を示す機会となる。
 一方の石田は「名古屋には勝ちに来ているので必ず勝ちます。応援よろしくお願いします」とコメント。17年10月以来2度目の世界挑戦を目指し、存在をアピールしたいところ。

 世界ランクは田中がWBC7位、WBO9位、石田がIBF5位、WBO10位につけており、世界挑戦権をめぐり生き残りをかけた戦いとなる。上肢リーチは田中が1メートル59、石田が1メートル77。田中は抜群のハンドスピードとパワーで高い攻撃力を備えるが、改善した防御面をどういう形で示すのかが見どころ。リーチ優勢の石田は速いジャブで距離を保って戦いたい。

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2021年12月10日のニュース