120円Jリーガーから格闘家転身の安彦考真が3連勝　「3連勝はサッカーでもなかなかない」

3連勝を飾った安彦
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　年俸120円のJリーガーとして知られ、昨季限りでJ3のYS横浜を退団して格闘家に転身した安彦考真（あびこ・たかまさ、43）が10日、東京・八芳園で開催された「EXECUTIVE　FIGHT～武士道」に参戦。17歳の高校生、裕次郎に判定勝ちし、この大会3戦目で3連勝を飾った。

　テコンドーでジュニア・オリンピックに出場した裕次郎とは同じ道場で練習し、お互いに手の内を知り尽くしている相手。途中、ふたりとも場外に転落する場面もあったが、長所を出させないように巧みに戦い、完勝した。安彦は「最初は断った。スパーリングで彼にボコボコにされていたし、どうすればいいか教わっていたぐらい。でも、挑戦者として逃げるわけにはいかなかった」と振り返った。

　格闘家として「3連勝はサッカーでもなかなかないし、よかった」と26歳年下の相手に勝ってホッとした様子。かつて39歳でJリーガーに挑戦して夢を叶えたが、今度は格闘家として夢舞台を待つ。連日の猛トレーニングで体重70キロ、体脂肪率7・4％、6パッドの鍛え抜かれた体は完全に格闘家だ。31日のRIZINのオファーを心待ちにしているが、「31日はあけている。一度出てみたい」と、果報を待つ構えだ。