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尾川 悲願の王座へ息子の手紙が力「絶対にベルトを持って帰ってきます」

[ 2021年11月22日 05:30 ]

IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦   アジンガ・フジレ―尾川堅一 ( 2021年11月27日    米ニューヨーク )

息子の手紙が入った夫人手作りのベルト型ぬいぐるみを手にする尾川堅一
Photo By スポニチ

 悲願の王座獲得を目指す尾川堅一(33)が21日、渡米した。同級2位フジレとのNY決戦。尾川は「いつになく試合が楽しみ」と心境を語り、「イメージは2ラウンドKO。今の状態なら良い勝ち方ができる」と自信を示した。

 4年前に一度は手にしながら禁止薬物に陽性反応を示して幻となったIBFのベルト。獲得すれば、11人の世界王者を輩出した名門ジムでも初となる。「(IBFの)赤いベルトには思い入れがあるので(帝拳ジム)一番乗りを譲るわけにはいかない」と意気込む。

 出発前には梓夫人が手作りし、息子たちの手紙が入った赤いベルト型のぬいぐるみを手渡された。「まだ手紙は読んでないので飛行機の中で読みます」。家族の思いを胸に刻んだ3児のパパは「絶対にベルトを持って帰ってきます」と力強かった。

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2021年11月22日のニュース