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山田真子 地元で再起懸ける「“こいつおもしれえ”と思ってくれる試合を」

[ 2021年7月7日 07:55 ]

再起をかけた一戦に臨む山田
Photo By スポニチ

 「K―1 WORLD GP」の福岡大会が17日に福岡市の福岡国際センターで開催される。女子アトム級では福岡県糸島市出身の山田真子(27)がNOZOMI(16)と対戦する。今年3月にK―1転向後初黒星を喫した山田にとっては再起を懸ける一戦。意気込みを聞いた。

 サンドバック相手に鋭いパンチとキックを放つ山田から、この試合に懸ける思いがひしひしと伝わってきた。地元戦に向け「(同時開催の)男子の試合よりは迫力は欠けるかもしれないけど、見ている人が“こいつおもしれえ”と思ってくれる試合をしつつ、結果も残せたら」と力強く話した。

 山田は10年にキックボクサーとしてプロデビューし、16歳でタイトルを獲得。12年にプロボクシングに転向すると、14年に「WBO女子世界ミニフライ級」の王者に輝いた。昨年11月にK―1初参戦で初勝利。ただ、今年3月にプロ初黒星を喫した。キックボクサー時代を含めて初めて試合で敗れた。自分の試合はほとんど見ないという山田だが、「負けた試合の動画はめっちゃ見ました」と自分のダウンシーンも目に焼き付けつつ、練習に励んできた。

 普段は建築現場で働いている。機体重量3トン以上のユンボ(パワーショベル)を運転する資格も取得。仕事にも全力で取り組む。「会社の人も応援してくれている。ありがたいです」と励みになっている。

 キックボクシングでは結果を残しただけに、K―1でも結果を出すことが目標だ。「自分の階級でトップに立ちたい」と弾みをつける一戦にする。

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2021年7月7日のニュース