“逆輸入ボクサー”花田歩夢、タイトル獲得へ意気込み「メキシコ仕込みのボディーを」
プロボクシング日本ユース・スーパーフライ級王座決定戦(8日、後楽園ホール)の前日計量が7日、東京都内の病院で行われ、中垣龍汰朗(21=大橋)、花田歩夢(19=神拳阪神)ともにリミットの52.1キロで一発クリアした。
花田はWBC世界ミニマム級王座を21度防衛するなど52戦無敗(1引き分け)で引退したリカルド・ロペス(メキシコ)に憧れ、15歳で単身メキシコに渡った逆輸入ボクサー。16歳でプロデビューし、メキシコで3戦したが、「世界チャンピオンになるためには人脈がなければ難しい」と判断して昨年12月に日本のリングに戻った異色の経歴の持ち主。国内3戦目が初タイトル戦で、以前から希望していた中垣と対戦する。
「年齢も近いし、いつかは倒さなくちゃいけない相手だと思っていた。アマチュアの時から名前は知っていたけど、意識したのはプロになってから。自分の中で、この試合は通過点ではなく、一つのヤマだと思って仕上げてきた。勝って次につなげたい」
最初に見たロペスの映像は、1990年10月のWBC世界ミニマム級タイトルマッチ。中垣が所属する大橋ジムの大橋秀行会長を下して王座を獲得した試合だった。ロペスに憧れた少年は「ボクは6からプロでやってきた。そこは負けない。メキシコ仕込みのボディーを見せたいですね。サウスポーにボディーを当てるのは難しいけど、しっかり当てたい」と意気込みを語った。
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