挑戦者の久田哲也 王者・拳四朗に「百裂拳をお見舞いします」 4・24大阪でタイトルマッチ

[ 2021年4月7日 15:43 ]

ミット打ちで汗を流す久田哲也(ハラダジム提供)
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 24日のWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦(エディオンアリーナ大阪)で王者・寺地拳四朗(29=BMB)に挑む同級1位の久田哲也(36=ハラダ)が7日、オンラインで練習を公開した。この試合は昨年12月に予定されたもの。寺地の不祥事が発覚して延期となり、日本ボクシングコミッションから寺地に科された3カ月のライセンス停止などの処分が2月末で解除されたことを受け、再設定された。

 「(試合延期で)一時は落ち込んだり、複雑な気持ちだった。(この約4カ月間で)さらに倒したい気持ちに。待たされたぶん“ヒサダ百裂拳”をお見舞いします」

 人気漫画・アニメ「北斗の拳」の主人公ケンシロウに由来する名前を持つ寺地に、そのお株を奪う連打をたたき込むと鼻息が荒い。

 試合当日は36歳5カ月。世界ベルトを巻けば長谷川穂積(真正)の35歳9カ月を抜いて国内最年長の世界王座獲得記録となる。そのレジェンドから金言を授かった。19年10月に久田は世界初挑戦でWBA世界同級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)に判定負け。その試合で中継局の解説を務めたのが長谷川氏だった。久田は「いちばん近い距離で見た人には何か感じたものがあるはず」と元世界3階級王者に助言を求めた。この日、久田が明かしたアドバイス内容は主に2つ。1つは得意の接近戦以外でも戦えるようにボクシングの幅を広げること。もう1つはいろんな場面をイメージして練習すること。前回の世界戦では2回に右ストレートで京口をグラつかせながら大歓声に手を挙げて応じ、追撃の好機を逃した。ピンチやチャンスの場面を可能な限り想定した周到な準備が必要だと諭された。

 「近い距離の勝負ばかりにこだわらず、練習をやってきました。いろいろイメージした練習もやって、今度はチャンスを逃さない」

 長谷川氏の助言が血となり肉となった感触を持つだけに「自信はある。勝つ自信しかない。楽しみにしてほしい」と強気だ。36歳で引退の2文字がちらつく年齢のはずだが、この点に関しても「全てをぶつけます。負けたら引退?負けることはないので考えていません」と力強く言い切った。

 この日の練習ではシャドーやミット打ちを披露。延期があったぶんスパーリングは過去最多の計240ラウンドに及ぶ見通し。最近もライトフライ級の矢吹正道(緑)、フライ級のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)の日本王者2人と手合わせした。「トップの選手と、いつもより緊張感がある、試合の感覚に近いスパーができた」。手応えを感じながら調整は大詰めを迎える。

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