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米国で防衛成功の京口が帰国 がん闘病中の父の手術成功も報告「本当に良かった」

[ 2021年3月15日 19:51 ]

3度目の防衛を果たし、米テキサス州ダラスから帰国したWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(ワタナベジム提供)
Photo By 提供写真

 3度目の防衛に成功したプロボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(27=ワタナベ)が15日、米テキサス州ダラスから成田空港着の航空機で帰国した。京口は米デビュー戦だったV3戦でアクセル・アラゴン・ベガ(20=メキシコ)に5回TKO勝ち。初めての米国のリングを白星で飾り、戦績を15勝(10KO)無敗とした。

 ダラス・フォートワース空港で搭乗後に出発が3時間遅れたこともあり、到着後の成田空港でリモート取材に応じた京口はやや疲れた表情だったが、「勝てて良かった」とベルトを持ち帰ったことを安堵した。

 この日、がん闘病中の父・寛さん(53)が手術を受けた。前日の試合後には真っ先に父に電話し、勝利を報告したという。
 「アメリカで勝ったことを喜んでくれた。“おめでとう”と言ってもらいました。“俺が勝ったから、次はおとんが勝たなあかんな”と言いました。応援してくれたファンのためというのもあったけど、一番は父に頑張ってほしかったので結果出せて良かったです」

 京口によると、昨夏から症状が出始め、昨年12月29日、寛さんの誕生日に診断結果が判明。今年1月から抗がん剤治療などを続け、3月上旬に手術が決まったという。

 今後、京口は2週間の隔離に入るため、「すぐには駆けつけられない。タイミングを見てですね」と直接見舞うのは4月以降になりそうだが、リモート会見後には自身のSNSで「父の手術が成功したそうです パワーを送って頂いた皆さんありがとうございました まだまだ油断は出来ないですが本当に良かった」と報告した。

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2021年3月15日のニュース