日本Sフェザー級タイトルマッチ前日計量　王者・坂晃典「強くなった姿見せたい」

＜日本スーパーフェザー級タイトルマッチ＞前日計量後、リモートで取材に応じた王者・坂晃典
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　プロボクシング日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦（22日、後楽園ホール）の前日計量は21日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、王者・坂晃典（28＝仲里）、挑戦者で同級1位の渡辺卓也（31＝DANGAN　AOK）ともにリミットの58.9キロで一発クリアした。

　坂にとっては王座を獲得した19年12月以来、1年1カ月ぶりの試合が初防衛戦。ブランクについては「思っていた以上に肉体的、精神的なダメージが残っていたので、いいクールダウンの期間になった」と前向き。挑戦者の渡辺を「強いメンタリティーを持っている選手」とリスペクトしつつ、「自分はもっと先を見たいので変な試合はできない。もらわずに打つ自分のボクシングを磨いてきたので強くなった坂晃典を見てもらいたい」と意気込みを語った。

　対する渡辺は19年11月の挑戦者決定戦以来、実に1年2カ月ぶりの試合。「早くやりてぇ～。早く明日にならないかなという気持ちですね」と心境を明かした。

　過去にはWBOアジアパシフィック王座を獲得するなど、アジアの地域タイトルは手にしているが、日本王座は2度挑戦して失敗。今回が3度目のチャレンジとなる。「中途半端はしない。何が何でも獲るという気持ち」と意気込みを語った。