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日本Sバンタム級タイトルマッチ前日計量 久我勇作「まず勝つこと」 古橋「微妙な距離の取り合い」 

[ 2021年1月21日 17:54 ]

<日本スーパーバンタム級タイトルマッチ>前日計量をクリアした挑戦者の古橋岳也(左)と王者・久我勇作(DANGAN AOKI提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシング日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦(22日、後楽園ホール)の前日計量は21日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、王者・久我勇作(30=ワタナベ)、挑戦者で同級1位の古橋岳也(33=川崎新田)ともにリミットの55.3キロで一発クリアした。

 久我にとっては19年12月に1回KO負けしたジュンリエル・ラモナル(フィリピン)以来、1年1カ月ぶりの再起戦。「早く試合がしたい。接戦になれば気持ちの勝負になると思う。気持ちで負けないようにしたい。自分のボクシングを出せればと思っている」と気合を入れた。

 コロナ禍でスパーリングができない可能性もあったため、積極的にスパーを行った結果、普段よりも多い100ラウンドを消化。同門の渡部大介や先日、東洋太平洋バンタム級王座を獲得した井上拓真(大橋)らとも拳を交え、「実戦練習に関しては問題ない。1年間、この試合のためにやってきたので、まずは勝つこと」と自信を示した。

 対する古橋は19年9月の挑戦者決定戦以来、実に1年4カ月ぶりの試合だが、「久しぶりという感じはしない。毎試合デビュー戦みたいな感じですから」と気負いはない。王者・久我の印象を「好戦的な選手」と話し、「自分も打ち合いが好きなボクサー。久我選手よりは近い距離が得意なので微妙な距離の取り合いになると思う」と展開を思い描いていた。

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2021年1月21日のニュース