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現役最強ボクサー・ロマチェンコ、負けた…23歳ロペスに判定負け「採点は納得していない」

[ 2020年10月19日 05:30 ]

世界ライト級王座統一戦   〇IBF王者テオフィモ・ロペス 判定 3団体王者ワシル・ロマチェンコ● ※ロペスはIBF王座初防衛。WBAスーパー王座、WBCフランチャイズ王座、WBO王座獲得 ( 2020年10月17日    米ネバダ州ラスベガス )

ライト級の世界主要4団体王座統一戦で、ワシル・ロマチェンコ(左)を攻めるテオフィモ・ロペス=ラスベガス(トップランク社提供、ゲッティ=共同) 
Photo By 提供写真

 現役最強ボクサーと評価されていた3階級制覇王者ロマチェンコが、まさかの黒星で4団体王座統一に失敗した。

 体格で勝る相手の強打を警戒して慎重になり、1回はわずか4発など少ない手数でのカウンターに終始。8回以降は“ハイテク”の異名どおり絶妙の連打で優位に立ちながらもパワーパンチの圧力にさらされ、112―116、111―117、109―119の0―3判定負け。プロ2戦目以来の敗戦でWBAスーパー王座、WBO王座、名誉タイトルにもかかわらずこの試合に懸けたWBCフランチャイズ王座を一気に失った。前半の消極性が響いた形で「後半は自分が取った。採点は納得していない」と不満を示す一方、「結果は結果。今争うつもりはない」と話した。

 中米ホンジュラスからの移民のロペスはホプキンス、テーラー、クロフォード、ウシクに続き史上5人目の4団体王座統一。23歳は最年少記録で「ニュージェネレーションが誕生したことを覚えておいてほしい。再戦の必要はない」と誇った。

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2020年10月19日のニュース