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37歳・丸岡宣男、負ければ即引退も…新人王予選出場「ありがたい」

[ 2020年7月29日 13:11 ]

<東日本新人王予選・スーパーバンタム級>前日計量をクリアしたウィード 太一(左)と丸岡 宣男はソーシャルディスタンスを保ってツーショット撮影(東日本ボクシング協会提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシング東日本新人王予選(30日、後楽園ホール)の前日計量が29日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、大会最年長でスーパーフェザー級予選に出場する丸岡宣男(37=高崎)はリミット(58。9キロ)を200グラム下回る58.7キロで一発クリアした。

 29歳でボクシングを始め、17年10月に34歳でプロデビュー。昨年の新人王にはスーパーライト級で出場したが、初戦(2回戦)で敗れた。5月31日にボクサーの定年となる37歳の誕生日を迎えた。本来ならライセンスは自動失効となるが、トーナメントを勝ち進んでいれば延長される規定があり、丸岡はコロナ禍で興行が自粛されていたため、“救済措置”で出場が認められた。「負けたら引退という気持ちがデカい。半分は残念な気持ちで37歳を迎えたけど、(新人王予選に)出られないかもという不安もあったので、ありがたいです」と感謝した。

 緊急事態宣言下ではジムワークができず、1人でシャドーボクシングやロードワークに取り組んだが、「いい意味で上積みできた。精神面とかで新しい発見もあった。基礎的な部分を一からやるとことが大事ということ」と初心を取り戻した。

 対戦相手のウィード太一(26=鴻巣茂野)については「気持ちが強い選手で前に出てくる」と分析。無観客試合については「最初はモチベーションが上がらないという不安はあったけど、落ち着いて力を出せるかなとプラスに考えています」と前向きに捉えている。

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2020年7月29日のニュース