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白井・具志堅ラストマッチへ 中林稜太郎「勝って、ありがとうございましたと」

[ 2020年7月29日 11:58 ]

<東日本新人王予選・スーパーバンタム級>前日計量をクリアした中林稜太郎(左)と二瓶竜弥はソーシャルディスタンスを保ってツーショット撮影(東日本ボクシング協会提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシング東日本新人王予選(30日、後楽園ホール)の前日計量が29日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われた。31日でジムを閉鎖する白井・具志堅スポーツからは中林稜太郎(25)がスーパーバンタム級に出場。前日計量をリミット(55.3キロ)を400グラム下回る54.9キロで一発クリアした。

 WBA世界ライトフライ級王座を13度防衛した具志堅用高会長(65)にあこがれて同ジムに入門し、昨年12月にプロデビューしたばかり。先月6日にジム閉鎖が発表された時には「マジかというか、頭が真っ白になったというか…まさか、こうなるとは思っていなかったので気持ちの整理がつかなかった」という。ただ、試合が近づいていたため、気持ちを切り替え、集中して練習に取り組んできた。25年の歴史に幕を閉じる白井・具志堅ジム最後の試合に臨む中林は「言い表しがたい」と胸中を吐露。「最後は勝って『ありがとうございました』と言えたら…そういう形で終わりたい」と話した。

 対戦相手の二瓶竜弥(22=DANGAN郡山)は4戦4勝無敗の強敵。中林は「同じタイプのファイター。とにかく右が強いという印象」と語り、「自分のいいところを思う存分出して、相手を飲み込むような試合をしたい。自分のスタイルでガンガン行きます」と気合を入れていた。

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2020年7月29日のニュース