前日計量クリア　王者・中川「内容の伴った勝利を」　松尾「必ずチャンピオンに」

＜日本スーパーフライ級タイトルマッチ＞前日計量をクリアした王者・中川健太（右）と挑戦者のユータ松尾はマスク姿で距離をとって写真撮影（提供写真）
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　プロボクシングの日本スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦（22日、後楽園ホール）の前日計量が21日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、王者・中川健太（34＝三迫）はリミットの52.1キロ、指名挑戦者で同級1位のユータ松尾（30＝ワールドスポーツ）は200グラム軽い51.9キロで、ともに1回目でクリアした。

　昨年12月に王座返り咲きを果たした中川にとっては2度目の初防衛戦。前回は防衛することなく、陥落しているだけに意気込みが違う。「さらに上に行けるのか行けないのか、この試合で示せるようにしっかり内容の伴った勝利を」と気合を入れた。2度の延期を経ての対戦は無観客での開催となるが、「リングに上がってしまえば、もう相手だけの問題なので気にならないです」と口元を引き締めた。

　対する松尾は世界王者を3人輩出した国際ジム出身で現役を続けている唯一の選手。タイトル挑戦は3度目とあり、気持ちでは負けていない。「周りの方々のためにも必ず勝って、チャンピオンになりたい」と誓った。