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山形出身・岡澤セオン 蔵王合宿も帰省断念…実家は飲食店関係「今回はこの施設から出ない」

[ 2020年7月21日 18:10 ]

 ボクシングの男子ナショナルチームが21日、高地トレーニング強化拠点施設の山形・蔵王坊平高原で前日20日からスタートさせた強化合宿中にオンラインでの取材に応じた。東京五輪ウエルター級代表の岡澤セオン(鹿児島県体協)は山形市出身ながら新型コロナウイルスの風評被害を考慮し、実家への帰省を断念。実家が飲食店関係であることも理由とし、「今回はこの施設から出ないで合宿を終わろうかなと思っている。自分の地元で合宿を組んでいただけるのはうれしいし、スキーとかやったことがあるので懐かしいけど、山形市に帰れないのは凄く残念です」と話した。合宿中は各自が手洗い、うがい、マスク着用やアルコール消毒、ゴム手袋をしての食事などコロナ対策を徹底しているという。

 岡沢は練習拠点としている鹿児島県鹿屋市のジムが今月の豪雨で浸水被害を受け、ランニングマシンやグローブが使用できなくなるなど練習に支障が出た。その後、日本ボクシング連盟などがグローブを始めとする練習用具を寄付したこともあって練習を再開し、「支援があって本当に助かっている。自分1人でボクシングはできないと凄く感じたので、いろいろな方に恩返しするためにも来年の五輪で金メダルを狙っていきたい」と感謝と意気込みを述べた。

 また、東京五輪ライト級代表の成松大介(自衛隊)は3月から右足裏に痛みを抱えており、今月上旬に右足底筋膜炎と診断されたことを明かした。「治るまでは走り込みとかは控えておこうかと思っている。合宿では参加できる練習メニューをできるだけやりたい」と話した。全治は不明という。

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2020年7月21日のニュース