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KANA初代女王へ前進!右フックでダウン奪い、“未知の強豪”に判定完勝

[ 2019年12月28日 16:51 ]

K―1 WORLD GP 2019 JAPAN~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~   初代女子フライ級王座決定トーナメント1回戦 ○KANA(判定3―0)クリスティーナ・モラレス ( 2019年12月28日    ドルフィンズアリーナ )

<K-1 KANA×クリスティーナ・モラレス>判定勝利を収め決勝進出を果たしたKANA(左) (撮影・後藤 大輝)
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 KANAが未知の強豪を撃破し、初代女王に前進した。4人によるトーナメントで争われるK―1史上初の女子王座。優勝を義務づけられた日本のエースにとって、K―1初参戦のモラレスはタフな相手だった。

 身長で7センチ上回るスペインの実力者は、左右の重いパンチでKANAを追い込んでいく。ただ、スピード、手数、そして技のバリエーションでは、KANAが一枚上手だ。前蹴りで自分の距離を保ちながら、堅いガードから反撃の機会をうかがう。両者ダウンなく進んだ最終ラウンド。ついに、決着の時が訪れた。

 前に出てきたモラレスに左ボディーを打ち込み、続けざまに右フックを突き刺す。難攻不落のモラレスがダウン。判定に持ち込まれたものの、1本の決定打は3―0の判定勝利に説得力をもたせた。

 「ベルトを巻くイメージはできている。K―1の女子を背負って挑む」

 前日会見で示した所信表明に一点の曇りもない。夢にまで見たベルトに手がかかった。

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2019年12月28日のニュース