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KANA 涙の初代女王!ノットソンとの延長死闘に僅差判定勝ち「K―1、サイコー!」

[ 2019年12月28日 21:05 ]

K―1 WORLD GP 2019 JAPAN~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~   初代女子フライ級王座決定トーナメント決勝 ○KANA(延長判定2―1)ヨセフィン・ノットソン ( 2019年12月28日    ドルフィンズアリーナ )

延長判定勝利で初代女子フライ級王座に輝いたKANA(左)(撮影・後藤 大輝)
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 KANA(27=三軒茶屋シルバーウルフ)が執念で初代王座に輝いた。延長にもつれ込んだヨセフィン・ノットソン(23=スウェーデン)との決勝戦。残り20秒になって、KANAがラッシュをかけた。テクニックやパワーを超越した左右のコンビネーション。なりふり構わず、スウェーデンの強豪にたたきこんだ。判定に委ねられたベルトの行方。2―1の僅差判定は、日本のエースが気持ちの分だけ上回った証明だった。

 「約束していた通り、このベルトを巻いてリングを降りることができます。K―1、サイコー!」

 戴冠直後に見せた涙は乾き、意志の強い瞳に新たな闘志が宿っていた。必勝を義務づけられたトーナメント。1回戦では、クリスティーナ・モラレス(26=スペイン)のパワーに苦しんだ。最終ラウンドにダウンを奪う逆転の判定勝利。日本女子の第一人者として牽引してきた責任感こそ、原動力だった。

 腰に輝く黄金のベルト。2020年、戦いに中心軸に、KANAがいる。

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