×

ラスト20秒はノーガード!江川VS武尊 夢の王者対決で観客沸かせた

[ 2019年12月28日 19:02 ]

K―1 WORLD GP 2019 JAPAN~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~   スペシャルエキシビションマッチ △武尊(1R引き分け)△江川優生 ( 2019年12月28日    ドルフィンズアリーナ )

<K-1 武尊・江川優生>スペシャルエキシビジョンマッチで観客を盛り上げた武尊(右)(撮影・後藤 大輝)
Photo By スポニチ

 怪物が「エースの扉」をノックした。休憩直後のエキシビションマッチで、フェザー級王者の江川優生(21=POWER OF DREAM)とスーパーフェザー級王者の武尊(28=K―1GYM SAGAMI―ONO CREST)が激突する夢対決が実現。わずか1R3分間ながら、究極の攻防で会場を沸かせた。

 江川が左右のコンビネーションを出せば、武尊も同じパターンで呼応し、武尊が浴びせ蹴りを繰り出すと、江川も返していく。ラスト20秒はノーガードの打ち合い。もっと、もっと見ていたい――。スタンドの思いを受け、超高速のパンチを出す武尊も、不敵な笑みを見せながら、こう思ったはずだ。もっと、もっと江川と戦っていたい――。

 「パンチがえぐい」

 リングでK―1のエースが称えた21歳は、もはや普通のファイターではない。11月25日のフェザー級王座決定トーナメント。外国人選手を相手に、3試合すべて1RKO勝利を収めた規格外の男だ。1階級上で、ビッグネームの武尊を向こうに回しても、一歩も引かず、戦い抜いた。

 「武尊さんはプレッシャーがすごかった。僕も負けないように努力していきたい」

 絶対エースと、未来のエースが織りなした戦いのハーモニー。「怪物・江川」の称号は、リングで使うのが令和の時代だ。

続きを表示

この記事のフォト

2019年12月28日のニュース