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岩佐亮佑 米デビュー戦へ「本場アメリカで、ひと花咲かせたい」王者返り咲きへ意欲

[ 2019年2月10日 18:12 ]

渡米を前に成田空港で取材に応じた岩佐亮佑
Photo By スポニチ

 16日に米ロサンゼルスでIBF世界スーパー・バンタム級挑戦者決定戦に臨む前王者で同級3位の岩佐亮佑(29=セレス)が10日、渡米前の成田空港で取材に応じ、「本場アメリカで、ひと花咲かせたい」と意気込みを語った。岩佐は同級5位セサール・フアレス(27=メキシコ)と対戦する。

 岩佐にとって今回は米デビュー戦となるが、15年6月に英国でIBF暫定王者決定戦を戦い、16年11月には対戦相手が体重超過したため、試合こそなかったが、米国で前日計量までは経験している。3度目の海外で「まず1勝したい」と力を込めた。

 昨年8月のV2戦でTJ・ドヘニー(アイルランド)に敗れて王座陥落。「ベルトを失って全てをなくしたと思った」というが、岩佐にはずっと応援してくれる人たちが残っていた。ある支援者から「自分たちは十分、いい思いをさせてもらったから、今度は自分のために頑張れ」の言葉をもらい、再起を決意。王者時代は試合前になると眠れない夜が続いたが、重圧から解放され、「今はメチャ眠れる」と笑った。

 先日、アメリカを主戦場に活躍した亀海喜寛さん(36=帝拳)からインスタグラムのダイレクトメッセージで連絡があり、ドーピング関連について詳しい人物を紹介してもらった。米国に持ち込むサプリやドリンクをチェックしてもらい問題ないことは確認済み。「あと心配なのはホテルの部屋にバスタブがあるかどうかぐらい」と岩佐。

 再起戦が挑戦者決定戦という最短コースでの王者返り咲きへの道が用意されたことに「感謝しかない」と言い、「伸び伸びと大好きなボクシングをやってみようかな」の心境で大一番に臨む。

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2019年2月10日のニュース