広島・佐々木泰 感情爆発!ヘッスラ三塁打 6回一時同点の適時打 若ゴイ気合の再出発

[ 2026年5月21日 05:05 ]

セ・リーグ   広島3─4DeNA ( 2026年5月20日    マツダスタジアム )

<広・D(10)>6回、佐々木は適時三塁打を放ち、三塁にヘッドスライディング(撮影・椎名 航)
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 広島・佐々木泰内野手(23)が20日、DeNA戦(マツダ)の6回に右翼線へ一時同点の三塁打を放った。5回1死からの第2打席でも中前打をマーク。4月28日の巨人戦以来、今季4度目のマルチ安打を記録した。19日に再昇格したばかりの若ゴイが再出発。チームは同点の8回に決勝点を献上し、連勝は2で止まった。

 佐々木の闘志がバットに乗り移った。1点劣勢の6回2死二塁で3番手右腕・ルイーズと対峙(たいじ)。2ストライクからの3球目だ。見逃せばボール球であろう高め151キロを右翼線へ運んだ一打は同点の適時三塁打。ヘッドスライディングで三塁へ飛び込むと、右手で地面を叩き、感情を爆発させた。

 「きれいに打とうとしても、なかなか難しい。もう本当に絞り出したというか、気持ちで打った。毎日悔しい思いをしているので、自然と(気迫も)出たのだと思う」

 まさに執念の一打だった。昨年5月28日の巨人戦以来となる通算2本目の三塁打。最大3点のビハインドを自らのバットで勝負を振り出しに戻した。昇格即先発となった前日19日の同戦は3打数無安打で8回守備からベンチに退いた。その悔しさをぶつけた。

 「(監督に)投手と一対一の勝負ができていないと。あそこ(1軍の打席)は戦う場所だからと昨日(19日)言われた。今まで打席の中でモヤモヤしていたのが、逆に吹っ切れた」

 指揮官からの言葉で、忘れかけていた気持ちが呼び起こされた。「絶対に打つ」。自分ではなく、投手と勝負することを体現した。

 巻き返しへ向けた思いは強かった。昇格前の5月13日。佐々木は、大野練習場で黙々とバットを振っていた。約2時間も続いた全体の打撃練習が終わった後だった。室内練習場に一人残り、さらに1時間近く汗を流した。「これが自分の実力」。そう自らに言い聞かせ、努力を継続。その成果は表れた。5回1死からの第2打席では先発・島田のフォークを中前打。反撃の口火を切り、菊池の右前打で生還した。

 4月28日の巨人戦以来、チーム唯一のマルチ安打を記録。新井監督は「しっかり自分のスイングができている打席が多かった」と称えたが、佐々木は満足していない。

 「たくさん迷惑をかけてしまっていたので、挽回できるように継続していきたい」

 2年目の今季は開幕4番で迎えたものの不振で苦しんだ。ただ、もう迷いはない。気迫あふれる全力プレーで再出発を切った背番号10は、ここから上昇する。 (長谷川 凡記)

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