日本ハム・北山“オリ戦の鬼”2戦17イニング連続無失点 今季3勝目の勝利球は「母に渡したい」

[ 2026年5月11日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム2―0オリックス ( 2026年5月10日    京セラD )

<オ・日>3回、清宮幸(右)とタッチを交わし笑顔でベンチに戻る北山(撮影・後藤 正志)
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 京都の実家から京セラドームへ応援に駆けつけた母の前で、日本ハム・北山が感謝を示す快投を披露した。首位オリックス相手に8回110球を投げ、7安打無失点で今季3勝目。ヒーローインタビューでは三塁側スタンドから見守ってくれた母に感謝を口にした。

 「ここまで大切に育ててくれてありがとうございました。今日は目の前で良い姿を見せられたと思うので、これからも健康で長生きしてください」

 2年ぶりの完封勝利を飾った3日の前回対戦に続き、プロ初となる3登板連続でオリックス戦に先発。もちろん相手も対策してきたが、それを上回る力でねじ伏せた。この日最速154キロの直球を軸に、2巡目からはチェンジアップなどを織り交ぜて得点を許さず、2戦計17イニング連続無失点。新庄監督も「完璧。言うことなし」と舌を巻いた。

 圧巻は8回だ。1死から渡部、森友に連打を許して招いた一、三塁。4番太田を3球三振、最後は西野を二ゴロに打ち取った。「打者のスイングや、構えの開き具合、重心の位置だったり相対して見えてくる部分もある」。対戦を重ねる中で相手の狙いを読み、結果に結びつける洞察力も光った。

 3兄弟の長男。「小学校の時はわんぱく小僧でした」と振り返るように、手がかかった時期もあったかもしれない。試合後、北山のカバンの中には勝利球が大切そうに入っていた。「母に渡したいですね」。これで今季5度目の連勝を飾り、借金も2に減らした。2カードぶりに勝ち越したチームの中心に、孝行息子がいた。(清藤 駿太)

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