ソフトバンク・栗原陵矢 鷹党もピカチュウもしびれさせた6号&V劇 憎いね!ミスで失点後の汚名返上打

[ 2026年5月2日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―1楽天 ( 2026年5月1日    みずほPayPay )

<ソ・楽(7)>ヒーローの栗原’(左)と上沢はピカチュウに祝福され笑顔を見せる(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの栗原陵矢内野手(29)は1日、楽天戦で2安打3打点と活躍し、5月の白星スタートに貢献した。0―1の6回に同点に追い付く左越え6号ソロ。2試合ぶりの一発で5回に先制点につながった失策を帳消しにすると、1―1の7回には右翼線に勝ち越しの2点二塁打を放った。選手会長の奮闘で逆転勝ちし、首位・オリックスとのゲーム差を1・5と縮めた。

 重苦しい試合展開の中で選手会長がチーム全員の思いにフルスイングで応えた。栗原の一撃が嫌な流れを振り払った。

 「とにかく上沢さんに勝ちを付けたい思いだけでした。自分の打撃に集中しました」

 1―1の7回1死二塁で柳田が右膝に死球受け、苦悶の表情を浮かべて交代した。ドーム全体が騒然とした中で続く周東は三振に倒れ、2死一、二塁となった場面。3番手・西垣がカウント2―1から投じた4球目の内角カットボールを仕留める。右翼線を襲う勝ち越しの2点二塁打となった。

 二塁ベース上では控えめに喜んでいた。実は先制点を献上したのは自身の三塁守備が原因だった。先発・上沢が粘投を続けていた5回1死三塁で平良のゴロを弾いてしまうタイムリーエラー。今季の失策はチーム最多の6となった。「今年多すぎますよ。引きずってます。1軍にいる以上、守備は100%にしないと」と猛省した。

 ただ、栗原にはミスの後に取り取り返すたくましさがある。先頭打者だった0―1の6回、エラー後、最初の打席で汚名返上の一発を放った。先発・古謝の初球カットボールを引きつけて一気に振り抜いた。同点に追い付く2試合ぶりの左越えソロ。「取り返すとかいうより、エラーをしない方がいい。すみません」と平謝りしたが、この一発で反撃ムードは高まった。

 6本塁打はリーグ2位、18打点は同3位と開幕から好調をキープしている。小久 保監督は「ここぞの一打が目立ってるね。守備でのミスはあるが、打つ方で返す思いは伝わっている。あれはギャンブル(スタート)なので(本塁は)間に合わない。積極的な守備」と打撃を称え、守備は責めなかった。

 チームは逆転勝ちで5月の初戦をものにした。ヒーローになった栗原は「振れるところを強く振って、しっかりと芯に当てられて丁寧に打てているかな」と言葉に手応えをにじませた。 (井上 満夫)

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