シカゴで侍旋風!カブス・鈴木誠也3戦連発!チームは9連勝で地区同率首位に浮上
ナ・リーグ カブス8ー7フィリーズ ( 2026年4月23日 シカゴ )
Photo By ゲッティ=共同
カブス・鈴木誠也外野手(31)が23日(日本時間24日)、フィリーズ戦の8回に3試合連続となる3号ソロを放った。同じシカゴを本拠地とするホワイトソックス・村上宗隆内野手(26)が前日まで日本選手最長記録の5戦連発をマーク。通称「風の街」に「村神様」が新風を吹かせる中、鈴木は「神ってるモード」に突入した。9連勝でチームをナ・リーグ中地区同率首位に浮上させた。
高層ビルが立ち並び、強風が吹くことから「風の街」と呼ばれるシカゴ。ケーキのように分厚いシカゴピザも有名だ。リーグは違うが、同地を本拠地とするライバル2球団に日本の主砲がいる。
鈴木は3試合連続本塁打で量産モードに突入した。「普通に可愛い後輩」という村上の連続本塁打が5試合で止まった日にだ。「2戦前の本塁打から打つポイントが良くなってきた」。威“風”堂々と記録を伸ばした。
同点の8回。昨年までカブスでプレーした救援右腕ケラーの153キロ直球を完璧に捉えた。左翼席に運ぶ一時勝ち越しの3号ソロだ。WBCで右膝を負傷して開幕から出遅れたが、自身最長記録まであと1試合に迫った。
村上はすでに10号に到達。かつて同じセ・リーグで戦い、同じ侍のユニホームも着た。メジャー1年目の活躍に驚きはないそうで「彼は生粋のホームランバッター。僕とはタイプが違うけれど、個人的に応援しているし一緒に頑張っていけたら」とエールを送った。
自身が左脇腹の負傷で辞退した23年WBC。打撃不振の村上をSNSでの物まねで励ましたことは有名だ。実はそれだけではなく、対戦経験のあるメジャー投手の対策を個人的に助言し続けていた。昨年12月に村上の移籍先が決まると連絡を取った。「せっかくシカゴにいるんだったら、いつでもうち(家)においで」と自宅に招待する心遣いを見せた。
メジャー5年目の鈴木は「どうしたら米国でなめられないか」を考え続けてきた。ヤンキース・ジャッジの打撃を見て「打ち方じゃない。筋肉じゃん…」と打ちのめされることもあったが、行き着く答えは「本塁打」とシンプルに考えた。
(今季初3安打/) 3回と6回は中前打し、今季初3安打で打率・319。「結果的に引っ張れるし、詰まった当たりでもヒットになってくれる」。チームは9回に追いつかれたが、延長10回サヨナラ勝ちで9連勝を飾り「勝てる試合を確実に勝っていくのは大切なこと」と手応えを得た。24日(日本時間25日)からは大谷らのいるドジャースと戦う。
本塁打後にはリズムを取りながら左右へ腕を突き出す謎の祝福ダンスも披露。鈴木がノってきた。
≪レッズと並び地区同率首位に浮上≫8―7でサヨナラ勝ちしたカブスが連勝を9に伸ばし、レッズと並んでナ・リーグの中地区同率首位に浮上した。同地区は、全5チームが貯金2以上と好調を維持している。カブスの連勝は14日に始まり、15日には今永が11奪三振で今季初勝利を挙げた。同時点で同地区最下位だったが、破竹の勢いで浮上した。
≪メジャー記録は8試合連発≫日本選手の3試合以上連続本塁打は、これで延べ18度目。日本選手最長の5試合連発と4試合連発が1度ずつある大谷が最多の12度で、直近は25年8月9~12日の4試合連発。鈴木は25年9月25~28日の4試合連発以来で2度目。1年目の村上は既に5試合連発と3試合連発が1度ずつの2度。松井秀喜(ヤンキース)が04年と07年に3試合連発を1度ずつマークしている。メジャー記録は93年ケン・グリフィー(マリナーズ)らの8試合連発。鈴木は広島時代は4度、3試合以上連続本塁打があり、自己最長は21年9月3~9日の6試合連発。他3度はいずれも3試合連発。
▽カブスとホワイトソックス 同じシカゴを本拠とするが、カ軍は北部に球場があることから「ノースサイダー」、ホ軍は南部に位置することから「サウスサイダー」と呼ばれ、地理的、文化的にもライバル関係にある。北部は高級住宅地エリアで、カ軍ファンは富裕層が多い。一方、ホ軍は労働者階級から支持を集め、洗練さよりも気取らないスタイルが特徴。両球団の対戦は「クロスタウンクラシック」と呼ばれ、今年は5月15~17日(日本時間16~18日)、8月17~19日(同18~20日)に組まれている。
























