オイシックス加入の又吉が入団会見 救援で一時代を築いた横手右腕、フル回転で“恩返し”誓う

[ 2026年4月22日 05:00 ]

オレンジ色のネクタイなどを着用し、同色のバッグも持参して入団会見に臨む又吉(左)
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 オイシックス新潟アルビレックスBCは21日、新潟市内のハードオフエコスタジアム新潟で中日、ソフトバンクなどでプレーした又吉克樹投手(35)の入団会見を行った。主に救援でNPB通算503試合に登板して歴代6位の173ホールドを挙げている右腕はチームカラーのオレンジ色のネクタイや靴下などを着用して登場。再出発の場をくれたチームに恩返しするため、フル回転を誓った。

 ハードオフ新潟で行われた入団会見。登場した又吉は、ネクタイ、靴下、さらにトートバッグまでオレンジ色だった。18日の入団発表からわずか3日。背番号「19」に決まった右腕は、心身ともに“オイシックス色”に染まっていた。

 「嫁が“せっかくならオレンジでそろえて行きなさい”と。新潟に染まって、新潟の地で(ユニホームに)又吉という名前をつけてプレーしたい」

 昨季にソフトバンクを戦力外となり、2月にメキシカンリーグのユカタン・ライオンズに入団。だが、今月7日に自身のSNSで退団を発表した。投手の人数が多かったことによる、まさかの“構想外”。意気消沈していた右腕に昨年の戦力外時もオファーをくれたオイシックスから再びオファーが届いた。「“どうしても来てほしい”というその言葉が、僕の野球人生の中で、恩返ししたいと思った決め手」と明かす。

 四国・香川から13年ドラフト2位で中日入団。右横手の変則フォームで22年にFA移籍して昨季まで在籍したソフトバンクも含めNPB通算503試合で歴代6位の173ホールドも記録した。自身のSNSを駆使して積極的に情報を発信する「又吉広報」としても仲間、ファンから愛され、辻和宏球団本部長も「チームの勝利にも他の選手にもいい影響が出る」と期待する。

 チームは開幕から故障者が続出し台所事情は苦しい。救援のスペシャリストだが、ソフトバンク時代に先発の経験もあるだけに「タフさが売り。便利屋として貢献したい」と意気込む。本拠地でのヤクルト3連戦の初戦である24日にチームに合流予定。移籍後初登板は5月上旬を見込む。

 目標はNPB復帰だが、チームに恩を返すために身を削る覚悟だ。又吉は「1試合にすべてを懸けて。刹那的な一日一日を過ごしていきたい」と誓う。まだまだ35歳。新たな挑戦が、新潟で始まる。(大島 享也)

 ○…この日、チームは敵地でDeNAと対戦し、2―1で勝利した。先発の笠原が7回無失点と好投。終盤は細かい継投で何とか逃げ切った。3連戦の初戦を制して2連勝を決めたが、開幕から24試合を消化して9勝15敗で東地区の最下位に低迷。地区ワーストの132失点と特に投手陣の整備は急務だ。それだけにNPBでの実績がある又吉は戦力としてはもちろん、起爆剤としても期待される。
 

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