甲子園カメラマン席改修検討へ 中日・福永の転落、負傷を受け「囲い」の防護ラバーを広げる案など

[ 2026年4月21日 05:15 ]

18日、打球を追いカメラマン席に転落する福永(撮影・亀井 直樹)
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 中日・福永のカメラマン席転落を受け、甲子園球場と阪神が改修の検討を始めた。壁面や配管など、素材が露出している箇所をクッションで覆う案や、カメラマン席の「囲い」の防護ラバーを広げる案がある。選手へのヒアリングを重ねながら最善策を講じる。

 阪神電鉄関係者は「これまでもその都度、対策をしてきたが、球場に慣れていないビジター選手、また高校球児の危険を少しでも取り除けるように予防策が必要」と強調した。

 アクシデントは18日に起きた。佐藤輝のファウルフライを追った福永が、減速することなくボールを追って三塁側カメラマン席に頭から転落。担架で運び出された。井上監督は試合後、「頭部の裂傷による出血」と説明。翌19日に、福永は脳振とう等特例措置で出場選手登録を外れた。

 甲子園のカメラマン席は、他球場に比べて「囲い」が低いのが特徴だ。高さが膝程度しかなく、激突した際に足をすくわれやすい。また、他球場のようにフェンスに体を預けられないため、落下する危険性もある。

 実際、24年6月9日西武戦では渡辺諒(現オイシックス)がファウルフライを追って、バランスを崩して一塁側カメラマン席に転落し頭を打った。これを受け、球団と球場は25年から囲い上部のクッションを40センチほど拡張し、現在は約60センチ幅になった。また、足場には衝撃を吸収する人工芝のマットも敷かれた。こうした改修には、大山の意見が反映された。

 しかし、今回福永が飛び込んだ箇所は、配電盤が干渉するためラバーの拡張が及んでいなかった。仮にラバーがあったとしても、その勢いで飛び越えた可能性がある。プロであっても、目の前の一打に集中すれば「囲い」の存在を見失うケースがある。球場の構造上、大きな改修はできないものの、早急なアップデートが求められる。

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