早大・香西一希が「準完全試合」の1安打完封 「野村徹さんの教え」体現の無四球13Kに「届けられた」

[ 2026年4月18日 13:16 ]

東京六大学野球春季リーグ戦 第2週第1日   早大5―0東大 ( 2026年4月18日    神宮 )

東京六大学<東大・早大>8回、力投する早大・香西(撮影・須田 麻祐子)
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 東京六大学野球の春季リーグ戦が行われ、2季ぶり50度目の優勝を目指す早大は5―0で東大を下し、初戦を飾った。

 初先発した最速143キロ左腕・香西一希主将(4年)は1安打13三振で完封勝利を挙げた。直球、スライダー、スプリットなどをコーナーに集め、7回1死まで完全投球を続けるなど隙の無い投球でゼロを並べた。

 「本当にフォアボールがなかったのが一番良かった。バックに助けてもらったり、尾形に好リードで引っ張ってもらったので、みんなに助けてもらいながらいいピッチングができたかなと思います」

 特別な一戦だった。8日には、99年春から04年秋まで早大を率いた野村徹さんが89歳で亡くなった。24年10月に同校OBのヤクルト・青木宣親の引退試合が実施された際、野村さんが早大の練習場を訪れ「コントロールを大事に」と、当時2年だった香西を含む投手陣に激励。心に刻んだ香西は無四球に封じて体現し「しっかり野村監督に届けられるピッチングができたと思います」と胸を張った。

 直球のアベレージは130キロ前半ながら精密なコントロールを武器にプロ入りを目指す。プロ野球の投手は150キロ近い出力が「標準装備」化しつつあるが「ホークスの和田選手だったり、ヤクルトの石川選手に勇気をもらった。球がそんなに速くなくてもしっかり勝負できるってことを感じさせてもらっている。今度は自分が次の世代、野球少年たちに“球が速くなくてもしっかり抑えられるよ”という姿を届けていきたい」と夢を追う。

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