巨人・田中将大 15年ぶり甲子園勝利 伝統の一戦初登板で野茂超え日米通算202勝

[ 2026年4月17日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人4―3阪神 ( 2026年4月16日    甲子園 )

<神・巨>甲子園で先発する田中将(撮影・亀井 直樹)
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 巨人田中将大投手(37)が16日、阪神戦で6回7安打3失点と粘りの投球を展開し、今季2勝目を挙げた。「伝統の一戦」は初登板で、甲子園での白星は楽天時代の11年4月15日のオリックス戦以来15年ぶり。22年以来4年ぶりの聖地のマウンドで「甲子園の申し子」が、日米通算202勝目を手にした。

 6回を投げ終えるとベンチで何度も首をかしげた。決して本調子ではなかった。それでも、白星へつなげる投球ができるのが今季の田中将だ。昨年よりも直球が走り、要所で制球を間違えない。

 「本当に(甲子園で)久しぶりに勝つことができたのでうれしい」。初の伝統の一戦登板が、4年ぶりの甲子園。6回7安打3失点で飾った。野茂英雄氏を超える日米通算202勝とし、ヒーローインタビューでようやく笑みがこぼれた。

 3点リードの初回こそ佐藤輝に2ランを浴びたが粘った。1点差とされた5回2死一、二塁で森下を迎えるとギアチェンジ。カウント2―2からスプリットで空振り三振を奪い、大きく息を吐いた。

 兵庫県伊丹市出身で夏の甲子園は中学時に仲間と何度も通った。「自分の野球の勉強のために」と炎天下の中、目を凝らしながら白球を追い続けた。本当はバックネット裏で見たかったが「そんな良い所で見れるわけないじゃないですか」と笑う。まさに甲子園の申し子。駒大苫小牧(北海道)時代は2年だった05年夏は胴上げ投手となり2連覇に貢献。06年夏の決勝は早実(西東京)の斎藤佑樹と再試合の激闘を演じた。

 甲子園での勝利は東日本大震災のあった11年4月15日のオリックス戦以来。震災の影響で仙台では試合ができず、甲子園をホームゲームとして開催した。「あの勝利は覚えてますよ。何とか勝ちたいなっていう思いはあったんで」と振り返ったように、2失点完投の熱投を披露。甲子園では15年ぶり、阪神戦に限れば10年5月16日以来の勝利となり「長いこと勝てなかったんでね」と感慨に浸った。

 チームは甲子園では昨季から10試合連続となった1点差試合を制して2連勝した。「投げる試合全て勝つ気持ちでマウンドに上がっています」。そう誓った開幕2連勝の背番号11が頼もしくて仕方ない。(村井 樹)

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