巨人・竹丸 「秘密」に包まれた球団64年ぶり新人開幕投手が王者阪神打線に挑む

[ 2026年3月27日 05:30 ]

開幕戦へキャッチボールで調整する竹丸(撮影・村上 大輔)
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 ピンチでも表情一つ崩さないポーカーフェースが売りのルーキーが、何度も不敵な笑みを浮かべた。27日の阪神戦(東京ドーム)で、球団64年ぶりの新人開幕投手を務める巨人のドラフト1位左腕・竹丸(鷺宮製作所)。5分間の取材で「秘密で」と何度も繰り返し、一切手の内を明かさずにプロデビューに向かう。

 相手は昨季、史上最速でリーグ制覇した阪神打線。「相手打線の対策は?」、「前回登板から修正した点は?」、「初回から全力で飛ばしていく?」など多くの質問が飛んだが、全てを「秘密で」とかわした。開幕投手を告げられてからはビデオなどで相手打線を研究。すでに快投のイメージは自身の頭の中にはあるが、初対戦のアドバンテージをさらに生かすようにヒントさえも漏らさない徹底ぶりだった。

 開幕投手候補筆頭だった山崎が右肩のコンディション不良のために回ってきた大役。一方で、圧倒的な数字を残してつかんだ舞台でもある。2月11日の紅白戦でのデビューから、今春実戦は18回をわずか1失点で防御率0・50。最速152キロの直球に決め球・チェンジアップを有効的に使ってプロの打者を手玉に取ってきた。開幕前日も東京ドームの全体練習ではリラックスした表情で最終調整を終えた。勝負飯も験担ぎも緊張も「特にありません」とこちらの回答もいつも通りだった。

 2年ぶりのリーグ制覇と14年ぶりの日本一奪回へ、昨年8勝17敗と負け越した阪神への雪辱は不可欠。阿部監督も注意したい選手を問われ「たくさんいすぎて控えさせてもらいます」と竹丸同様に秘密を貫いた。「勝利に貢献できるピッチングができたらいいなと思います」と竹丸。“沈黙の巨人”が、伝統の一戦へ全力を尽くす。(村井 樹)

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