【センバツ】帝京長岡・芝草監督、帝京時代にノーノー達成した東北との1回戦へ「いい状態で試合に入れる」

[ 2026年3月23日 05:10 ]

第98回選抜高校野球大会第5日・1回戦   東北-帝京長岡 ( 2026年3月23日    甲子園 )

ブルペン投球を見守る帝京長岡・芝草監督
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 第98回選抜高校野球大会第5日は23日、1回戦3試合が行われる。昨秋の北信越大会王者で初出場となった帝京長岡は東北(宮城)と対戦。芝草宇宙監督(56)にとっては、帝京高時代の87年夏の甲子園で無安打無得点試合を達成した相手。同じ新潟県勢で21日に高知農を下して初戦を突破した日本文理に続き、監督として凱旋する聖地で記念すべき1勝をつかみ取る。

 チームにとって春夏通じて初の甲子園。待ちに待った試合が、いよいよ始まる。兵庫県内で最終調整を終えた芝草監督は「当たり前だけど、勝たなきゃいけない思いで最後の練習に臨んだ」と心境を語り「選手もいい表情をしていた。良い状態で試合に入れると思う」とうなずいた。

 東北との1回戦の前日。2時間と限られた練習時間で、冒頭からの1時間は報道陣などの立ち入りを禁じ、相手をイメージした“秘密練習”を実施した。入念に、きっちりと細かい動きまで確認。初出場で初優勝を目指す戦いへ向け、妥協することなく準備した。

 芝草監督は聖地に凱旋となる。帝京高時代にはエースとして3度も出場し、3年夏には東北を相手にノーヒットノーランを達成するなど4強入りに貢献。そんな甲子園の申し子も20年の監督就任後は、聖地との縁がなかなかできなかった。夏の新潟大会決勝での敗戦は2度。あと一歩が遠かったが、昨秋の北信越大会を制し、今回の出場を当確させた。

 聖地で、そして日本ハムなどでもプレーした百戦錬磨の芝草監督だからこそ大舞台での戦いを前に「今までやってきたことを出そう、では勝てない」と言い切る。気合、根性ではない。具体的な勝ち筋を伝え、勝利に導く。常々に口にするのは「自分たちでゲームを支配する野球」。冷静なタクトで、勝利への最適解を叩き出す。「1人の走者を、あとの3人の打者でどう還していくか。1点をどう守るか。しつこくやりたい」と見据える。

 この日のシート打撃で初スイングで本塁打を放った富田惇紀(3年)は「監督を男にしたい」と誓う。芝草監督も「この時のために僕も一緒に練習してきた。帝京長岡の野球を思いっ切りぶつけたい」と力を込める。準備は整った。甲子園に、帝京長岡の名を刻む。(大島 享也)

 ○…エースの工藤壱朗(2年)は「大事な場面で結果を残せる自信がある」と初陣へ向けて闘志を燃やした。ブルペンでは打者相手に約20球を投げ込み、その後は体重移動の動きなどを再確認。左腕は「感触は悪くない。あとは甲子園のマウンドに立ってみてどうか。0で抑えたらチームが負けることはない。そこにはこだわっていきたい」と表情を引き締めた。

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